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朝起きたときに、黄色みがかった粘り気のある目やにが出ていて、顔を洗ってもまたすぐに出てきてしまう。このような症状が出た場合はどうすればいいのでしょうか。

目やには「眼脂」といって目から分泌された老廃物です。朝起きて目やにがついているというのは、ごく当たり前でみなさんも普通に経験していると思います。顔を洗ったら綺麗に取れてそのあとは何も出てこないですよね。
ですが、目が開きにくいほどたくさんの目やにが出たり、顔を洗ったあともまた出てきたり、ネバネバして糸を引くような目やにの場合は、病気が疑われるのでなるべく早く眼科を受診するようにしましょう。


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原因はなに?

大量の目やにが出たり、まぶたが腫れる、涙がたくさん流れるなどの症状のときは「流行性角結膜炎」の可能性があります。いわゆる「はやり目」のことですね。

この結膜炎のウイルスには数種類あって、感染力の強いアデノウイルス8型が原因の場合が最も多いといわれています。発症するまでの潜伏期間が5~12日ほどもあり、発見が遅れがちになってしまいます。


流行性角結膜炎の症状

症状は、ネバネバした目やにたくさん出てきたり、まぶたの腫れや白目の充血、涙が多く出るなどです。また、耳の下にあるリンパ節にしこりができる場合もあります。さらに、合併症として角膜炎を併発することもあり、目がかすむ症状もみられます。

ちなみによく耳にする「プール熱」というのは咽頭結膜炎のことで、アデノウイルス3型が原因です。感染者の目やにや咳、糞便から感染するので、夏場のプールなどでうつることが多いためこのような病名がつきました。
また、「アポロ病」といわれる急性出血性結膜炎は、エンテロウイルス70型が原因です。これはアポロ11号が月面着陸した頃に流行ったためこの名前がつきました。このウイルスに感染すると両目の結膜にひどい出血が生じます。

流行性角結膜炎の治療方法

直接的に効く薬はありません。その代わりにそれぞれの症状に対しての治療となり、充血や腫れを抑えるために抗生物質などで治療をすることになります。


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予防方法は?

流行性角結膜炎の感染の原因となるアデノウイルスは、とても感染力が強いので目やにや涙によって周りの人にうつってしまいます。
アデノウイルスに感染しないための対策としては、むやみに目を触らないことが一番です。また、手は石鹸をつけて小まめに洗うようにし、顔を拭くタオルや洗面器、食器などは他の人と共用しないようにしましょう。
出てきた目やにはティッシュでよく拭き取り、その都度捨てるようにしましょう。ちなみに眼帯などは細菌が繁殖しやすくなるので使用は控えてください。

目やにが出るその他の病気

目やにが出る病気には結膜炎の他に「涙嚢炎」などもあります。これは涙嚢に溜まった膿が逆流して目やにに見えるというものです。あとは、「逆さまつ毛」などで目の表面が傷ついた時にも目やにが出ることがありますが、黄色い粘り気のある目やにというと、やはり流行性角結膜炎である可能性が高いです。
症状がひどく、自然に改善しない場合はなるべく早く眼科を受診するようにしましょう。


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