Pocket

弱視は子供に多くみられる目の症状です。
こちらでは弱視の原因や予防・治療方法について解説していきます。


スポンサーリンク

弱視の種類

弱視には主に2つあって、様々な目の病気によって視力障害が生じたものを「社会的弱視(ロービジョン)」といい、視力の発達する時期に適切な刺激を受けられず視機能が未発達のために生じたものを「医学的弱視」といいます。


弱視の原因

子供の弱視の多くは目の機能が未発達なために起こります。この場合はメガネなどで矯正しても十分な視力が出ません。

通常、子供の視力は成長の過程で向上していきます。しっかりと目を使って物を見るという行為の繰り返しによって視機能が発達していくのです。
ところが、成長の時期に何らかの要因で障害が起こり、正常な環境下で物を見ることができなくなった場合に弱視になってしまいます。

子供のときにケガをして方目に眼帯を付けたり、病気でまぶたがひどく腫れて目が使えない状態になるなどすると弱視になるリスクが高まります。

では次に、5つの原因別に詳しく解説していきます。

斜視弱視

斜視の場合に物を両目で見ないでいると、見やすい方の目だけを使うクセがついてしまいます。
そうすると、あまり使っていない方の目の視機能が発達せずに弱視になってしまう。

不同視弱視

遠視で左右の度数が違う場合、遠くや近くを見るときに遠視が軽い方の目ばかりを使うようになってしまいます。
そうすると、あまり使わない方の目の視機能が発達できずに弱視になってしまう。

屈折異常性弱視

強度の遠視の場合、調節してもうまくピントが合わないため、かなり見えにくい状態になります。
すると視力はそのまま発達しなくなるので、両目とも弱視になってしまう。

視性刺激遮断性弱視

先天性の白内障や眼瞼下垂などの病気で、目が使えなくなることによって弱視を引き起こします。

形態覚遮断弱視

生まれつきまぶたが下がっていたり(眼瞼下垂)、角膜混濁や白内障で黒目部分が濁っている場合、網膜に十分な刺激が入らないために視機能が発達せず、弱視を起こします。この弱視を治すには原因を取り除く手術が必要な場合もあります。


スポンサーリンク

遺伝は関係するの?

医学的弱視が遺伝と因果関係があるかについては、今のところまだはっきりと解明されてはいません。

弱視の予防

弱視は目を使わずに未発達の状態でいることで起こります。ですから、とにかく目を大いに使って鍛えてあげることが大事です。
特に成長期の子供は目を使うことで視機能が向上していきます。
6歳以下の子供の場合、よほどひどいケガや病気でないかぎり眼帯などで覆うのは控えましょう。

子供の弱視はばるべく早く発見してあげることが大事です。メガネでの矯正や良い方の目を隠して弱視の目を使うトレーニングなどを定期的に行うことによって早い段階で回復する見込みがあります。

弱視の治療方法

子供の弱視の治療はなるべく3歳までにすれば期間も短くて済みますし、治癒率もかなり高くなります。
基本的な治療は目をよく使うことです。

斜視弱視の場合は斜視の治療がメインで、これがよくなれば弱視もかなり改善されます。

強度の遠視が原因であれば、適切な眼鏡で矯正することによって視機能の発達が促せます。眼鏡選びは医師の処方に従い、フレームは子供の顔にしっかり合ったものにしましょう。治療用の眼鏡は少し見た目が悪いということで抵抗を感じるかもしれませんが、弱視を治すためということを忘れないでください。


弱視の視力増強トレーニングには「アイパッチ訓練」というものがあります。これは遮蔽法といって、良い方の目を貼るタイプの眼帯で隠して弱視の目を強制的に使うようにすることで視力の発達を促すトレーニング方法です。

この訓練は家庭で行うものですが、間違ったやり方で訓練をしてしまうと、遮蔽している目も弱視になる恐れがありますので必ず医師の指導に従って行うようにしましょう。


スポンサーリンク

Pocket