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sick_juketsu
悲しいわけでもないのに「目から涙が止まらない」

このような症状が続くとハンカチが手放せなくなり、とてもつらいですよね。

これは病気なのでしょうか。
原因と対処方法について解説していきます。


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涙の役割とは?

まずはじめに、涙が出る仕組みや役割について知っておきましょう。

「涙腺(るいせん)が緩む」という言葉があるように、涙はこの涙腺というところで作られます。

ちょうどまぶたの上あたりに位置します。

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涙は悲しいや嬉しいなど感情が高ぶった時や、あくびをした時、目にゴミが入った時などに出てきますよね。
でも実はそういった時以外でも涙は常に出ています。
涙には殺菌作用や栄養・酸素の補給、乾燥や汚れから目を守る働きがあります。

目にゴミが入った時に涙がたくさん出るのは、異物を涙で外に出そうとする自然な現象なので問題ないですが、刺激も何もないのに涙が流れてきて止まらないのは問題です。

通常の状態で涙が止まらない症状を「流涙症(りゅうるいしょう)」といいます。

流涙症の2つの原因

流涙症は大きく2つに分類されます。

分泌性流涙症

分泌性流涙症はドライアイやアレルギー性結膜炎など、目の表面が乾燥したり刺激によってトラブルを起こしている時に涙が過剰に分泌されるものをいいます。

ドライアイは涙の質が低下したり量が減少することで起こります。
アレルギー性結膜炎はアレルゲンによって結膜に炎症を起こします。
→ドライアイをもっと詳しくみる

導涙性流涙症

涙は分泌されると目頭にある涙点から涙小管を通って涙のうへと入り鼻の方へと抜けていきます。
涙が止まらない原因はこの涙の通り道のどこかが詰まっていることも原因の一つです。
これが導涙性流涙症といわれるものです。

涙の通り道が詰まっていると涙が鼻に流れていくことができないので、排泄されない涙が目から溢れてしまうのです。


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流涙症の診断方法は?

流涙症かどうかを診断するには「涙液メニスカス」といって下まぶたの涙の溜まりを調べることで分かります。

通常だと目の表面には涙の6~7割ほどがここに溜まるのですが、この涙液メニスカスが異常に増えている場合に流涙症であると判断できます。

もう一つの方法に通水検査があります。
これは涙点に細い管を通して生理食塩水を流し込み、正常に鼻の方へと流れていくかを確かめる検査です。

治療方法は?

ドライアイやアレルギー性結膜炎などの分泌性流涙症はそれぞれにあった目薬で治療することが可能になります。

一方で導涙性流涙症は涙道が詰まっている状態ですので、それを開けていくことをしない限り治すことはできません。
涙道が詰まっていると細菌感染を引き起こしやすくなるので、なるべく早く治療するのが望ましいです。

治療方法としては、涙道内視鏡を使って涙点にシリコン製のチューブを挿入し涙道を拡げる手術をするのが一般的です。この手術は入院する必要はありません。

もし涙道の閉塞が著しく本来の涙道が使えなくなってしまうような重い症状の場合は、涙道の周りの骨を削るような手術が必要になることがあります。


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